本ブログについて

syamasaki.com は、私、山崎翔平が、仕事や人生を通して日々考えたことを、徒然なるままに綴るブログです。

私はこれまで何度かブログを開設しては閉じ、その後も「また始めよう」と思いながら、結局書き始めることができずにいました。

大学ではコンピュータサイエンスを学び、その後もウェブシステムやアプリケーションの開発を中心にキャリアを歩んできました。そのため、当初は技術ブログを書こうと考えていました。しかし、技術を深く解説する記事を書くには多くの時間と労力が必要ですし、その分野には私以上に優れた発信者が数多くいます。

一方で、私は技術そのものよりも、「技術が人間や社会をどう変えていくのか」、あるいは「人間はその変化の中で何を大切にすべきなのか」を考えることに強く惹かれていることに、ようやく気付きました。

2026年6月というこのタイミングでブログを始めようと思った理由は、大きく二つあります。

一つは、生成AIが急速に社会へ普及し始めたことです。

現在、私は某大手商社グループのAI専門技術会社で、生成AIを活用したシステム開発に携わっています。この一年余り、生成AIと向き合い続ける中で、その登場はインターネットの普及に匹敵するほど大きな変化を社会にもたらすと感じています。

生成AIが当たり前になる時代には、「価値」の定義そのものも変化していくでしょう。AIが容易に生み出せるものは次第にコモディティ化し、一方で、生身の人間が実際に生きてきた経験や、その人だからこそ持つ視点、人生を通して形づくられた思想は、これまで以上に価値を持つようになるのではないかと私は考えています。

長年、私は「客観性こそ価値がある」と考えてきました。しかし今では、「主観」もまた同じくらい、あるいはこれからの時代にはさらに希少な価値を持つのではないかと思うようになりました。

だからこのブログでは、論文のような厳密さを追い求めるよりも、一人の人間として考えたことを、その時点での率直な言葉で残していきたいと思っています。

もう一つの理由は、自分自身の人生をようやく前向きに振り返られるようになったことです。

仏教には「泥中の蓮」という言葉があります。泥の中だからこそ、美しい蓮の花が咲くという教えです。

学生時代までは比較的順調な道を歩んできましたが、新卒で小さなスタートアップへ飛び込み、その後は独立して事業を続ける中で、多くの失敗や挫折を経験しました。2018年には双極性障害と診断され、人生が何度も大きく揺さぶられる出来事もありました。

決して平坦な道ではありませんでしたが、その経験があったからこそ、自分の価値観や考え方は少しずつ形づくられてきたのだと思います。最近になってようやく、それらの苦い経験も、自分という人間を育てるために必要な養分だったと自然に思えるようになりました。

このブログでは、技術の話を書くこともあれば、事業や経営について書くこともあります。心理学や哲学、日々の出来事について綴ることもあるでしょう。

どの記事も、「その時の私が本気で考えたこと」を残していきたいと思っています。

もし、このブログが誰かにとって新しい視点や考えるきっかけになれば、とても嬉しく思います。